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田舎暮らしの楽しみかた〜パート2

田舎暮らしの楽しみかたのパート2です。

◆DIY

都会のマンション住まいではどうしてもできないのがこれ。工具の音や釘打ちの音など近隣騒音となってまず無理です。これも田舎なら心おきなくすることができます。ただ、なまじ周りが静かなので作業は昼間の時間だけにしましょう。静かな環境では逆に音がよく通ります。近くに人が住んでいる家がある場合は特に注意が必要です。静かな環境を求めて田舎に来ている人も多いです。
近隣騒音で近所の人間関係がまずくなっては何のための田舎暮らしかわからなくなってしまいます。周囲〇〇kmには1軒の家も無いような山の中の一軒家ならいざ知らず、たいていは隣家が近くにあると思います。気をつけましょう。

◆読書や音楽鑑賞

静かな環境ならでは読書や音楽鑑賞にいそしめます。週末田舎に行っても終日雨や雪という日もあります。そんな時は普段読めなかった本や、じっくり時間をとらないと聞けないクラシック音楽などを聴くのも良いものです。
私が山荘を作ったのも好きな時にある程度の音量で音楽が聴きたいと思ったことも動機のひとつでした。趣味で自作スピーカーを作製していますが、これも都会のマンションでは作るのは無理。田舎で作っています。
この自作スピーカーの試聴もこちらなら存分にできるので楽しみがまた増えました。私の所は隣家ともまあまあ離れているし、木造とはいえ断熱材が入り窓も一応ペアガラスを使っているので、窓を閉めて普通の音量で音楽を聴いても音は外には漏れないようです。

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◆バードウォッチング

都会と比べて野鳥の種類は多いです。特に餌台など作らなくても色々な鳥が来ます。ただ、困り者はアカゲラ。きつつきの一種ですが、これが家の壁に穴を開けるのです。木は沢山あるのにわざわざ我が家の壁を開けなくてもと思うのですが、かなりやられました。その補修費用もかなりの出費。寝ている時に気が付いたこともあります。ダラララララ〜〜〜〜というかなり早い回転数で木を叩くような音。きつつきが穴を開けるときの音です。ドラミングと言います。この時にくちばしで穴を開けています。窓を空けるとすぐ逃げるのですが、毎日居ないので留守の時にやられるようです。
最近、以前はあまり居なかったカラスが増えてきたような気がします。人が増えてくるとカラスも寄ってくるのでしょうか。山荘を立てた当初は人の血を吸う蚊はいませんでしたが、これも最近いるようになりました。人と家畜(犬など)が増えたためだと思います。

◆自然観察

これは別に改めてするということでなくても、周りは自然が一杯なので、季節を感じる感受性が豊かになります。
都会のマンションで雨や風の音を意識することは余りありませんが、自然の中に身を置くと、否が応でも風が木々を揺らす音、新緑の目の覚めるような緑色、夏のセミの声、鳥の声、雪景色・・・・と四季の変化に改めて感嘆することがあります。

夜遅く山荘に着いてそのときは真っ暗なので周りの様子もよくわからないことがありますが、翌朝カーテンを開けると見事な紅葉になっていたり、仕事の都合で1ヶ月も来られなかったりすると周りの景色が驚くほど変わっていることがあります。
植物の知識や樹木の種類を覚えることも楽しいものです。我が家の敷地の中にも栗の木、ミズナラ、クヌギ、白樺など様々な種類の樹木があることがわかりました。初秋には萩も咲きます。夏は昆虫もかなりいます。虫が嫌いな人は田舎暮らしはやめたほうが良いかもしれません。初夏から夏にかけてはどこから入ってくるのかわかりませんが、蟻やカメムシ、カマドウマといった虫が家の中にかなり入ってきます。確かにあまり歓迎はしたくありませんが、彼らは先住民。無碍に殺すことはしないようにしています。



◆すべてが楽しみ

田舎では都会生活では味わえない、別の空間で普段やっていた何気ないことも新鮮に感じることがあります。時間の流れは変わらないのでしょうが、今度行った時にはこんなことをやろう、何をしようと考えるだけでも楽しいものです。バルコニーに出てコーヒーでも飲みながらぼ〜っと木々を眺めて過ごすのも頭の休息にはとてもよい気がします。

田舎暮らしには人それぞれ色々な楽しみ方があると思いますが、各人が田舎を持ってよかったなぁ・・・と思えれば田舎暮らしは成功だとおもいます。

(文責:山木 健)

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