不動産登記

土地や建物を購入する場合、その土地建物の不動産登記簿を入手することが最初の一歩と言えます。不動産登記簿は、その不動産のいわば履歴書であり、これをしっかりチェックすることはとても重要です。不動産取引を始める前に、登記簿の見方について理解しておきましょう。

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登記所へ行って、登記簿を入手しましょう。

不動産登記簿は、登記所(正式には法務局、地方法務局、法務局支局・出張所といいます)で閲覧できます。登記閲覧申請書に必要事項を書き込み、手数料500円分の登記印紙を貼って提出すると、登記簿台帳を渡されますので、その中から目当ての不動産を探して閲覧します。

謄本・抄本を入手するには、申請書に1000円分の登記印紙を貼って提出します。この際、その不動産の登記簿の謄本の全部「全部謄本」を取得するのが最も確実です。抄本というのは、登記簿の一部が抜粋されたもので、その土地の所有権以外の権利がどうなっているか分かりませんので、不動産取引では抄本は役に立ちません。

なお、不動産仲介業者が謄本をもって説明するときは、謄本の交付された日付に注意してください。古い謄本だと、その後、新たな権利が加わっていても分かりません。

Check!→登記所で登記簿の謄本全部「全部謄本」を入手しましょう。

登記簿と一緒に公図も入手しましょう。

☆ 登記所に置いてある600分の1の実測地図で、これを見れば土地の形や周囲の状況を把握することができます。土地の現状検分には不可欠なものですから、登記簿と一緒に入手しておきましょう。
☆ 公図の精度は高いとは言えません。実際の土地と公図に、形や面積の違いがある場合は、
売買代金が実測によるものか、登記簿の地積によるものかを、あらかじめ相談しておく必要があります。

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