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ログハウス

田舎暮らしといえば「ログハウス」というくらい、都会人が田舎で生活する建物としては人気があるログハウスですが、長所も多い反面当然ですが短所もあります。

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ログハウスの利点

・夏涼しく、冬暖かい。
一般的にはこう言われますが、夏涼しいのは大体において田舎の寒冷地に建てるケースが多いからというも理由のひとつです。
ただ、確かに壁すべてが木でしかも厚みがあるので断熱効果はあります。冬場の暖房も一度温まるとなかなか冷えないという利点があります。

・地震に強い
ログの壁はがっしりとノッチで組まれた一体構造のため、鉛直方向の力はどの部分に加わっても自然に全体に流れます。また横方向の力に対しては、通しボルトやダボ等を施すことにより強度を保てます。阪神淡路大震災の時もログで全倒壊した建物は無かったようです。

・火災に強い
木でできた家なので火災には弱そうですが、木というのはある程度厚みがあると燃えにくい性質があります。ログは太い丸太や角のログを使うので表面は炭化してもすべては燃えにくいということです。

・木のぬくもりを感じる。
木の地肌が壁になるので木のぬくもりが伝わってきます。

ログハウスの欠点

・建物が変形する
これはログハウスの宿命ともいえる欠点なのですが、セトリングといって木材の乾燥による収縮のために壁の高さが変ったりして窓枠に隙間ができたりします。
これはあらかじめ、建築時にセトリングスペースというスペースを断熱材等で確保してボルトで調整できるようにしておきます。
その変化量は壁高の5〜6%ともいわれています。例えば、高さが3mあれば、5〜6年かけて15〜18cmも下がる計算になります。
そして、セトリングが起きると建具に支障がおきたり、ひどくなると建具を破壊することもあります。
また、建物に隙間が開くので夏は虫が入り、冬はすきま風がスースーということにもなりかねません。
この調整をこまめにやり、メンテナンスをしなければならないので、どちらかと言えば、ログハウスは定住向きでこまめにメンテナンスを行える人向きの建物といえます。
メンテナンスは面倒だけど、どうしてもログハウスが建てたいと言う人の為に、このセトルダウンを起こさないような完全に乾燥させた集成材を使用したログハウスもあるので、そういう部材を扱っている会社に施工を依頼するという方法もあります

(文責:山木 健)

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